#まじすと ~はちかいめ!~ 眞白井エイドの参加レポートとデッキ紹介

眞白井エイドです。

普段はいわゆるバ美肉ボイチェン(男性アバター・女声⇒男声ボイチェン)として、ゲーム中心に配信をしています。

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去る7/31、「まじ☆すと」こと「MTGA STREAMER TOURNAMENT〜はちかいめ〜」に参戦してきましたので、参加レポートと使用デッキの紹介記事です。

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まじ☆すとは、ぞんびさんが主催されている、新パック実装のたびに開催のMTGA関連の配信者や動画投稿者限定の大会。大会出場経験豊富、配信歴の長いベテランプレインズウォーカー(MTGプレイヤー)から、デビューしたて・MTG始めたての新人、あるいはこれからデビューの方まで(!)、非常に幅広い層が集まる、楽しさと競技性が両立された素敵な場所です。

自分は以前から視聴者として見ていたのですが、Vtuber活動を始めるにあたり、デビュー後最初の大舞台として挑戦してみたいと思い、参戦を決めました。

本番にバリバリに弱いのでとても緊張しましたが、とても楽しかったです!
とても楽しかったので結構ボリューミーな記事になってしまいましたが、お付き合いいただければ嬉しいです。

使用デッキ

今回使用したのは、ドラゴン中心のジェスカイカラー(白青赤)デッキです。

完全なオリジナルデッキではなく、まじ☆すと常連の血染めのダイチさんがフォーゴットン・レルム探訪(AFR)実装直後に公開されていたデッキリストを参考にしています。

 血染めのダイチさんとは活動前から交流があり、AFR実装後の交流対戦会で直々に「ナダールはいいぞ。」をされ、それを信じて少ないレアワイルドカードを投資。
結果として、その投資はめちゃくちゃ大成功でした。

ドラゴンデッキではありますが、ストリクスヘイブンから勢力を伸ばしていたイゼットドラゴンとは全く違うスタンスで、AFRで追加された優秀なドラゴンたちとそのサポートカードを入れ、打消しは一切搭載せず除去は「ドラゴンの火」の火力のみ。
「殴れば相手は死ぬ」を突き詰めたデッキです。

実際その攻撃性能は高く、2ターン目に「オーブ・オブ・ドラゴンカインド」からの3ターン目「ガラセス・プリズマリ」着地、土地が詰まっても「ガラセス・プリズマリ」や「無私のパラディン、ナダール」の出した宝物を使って4ターン目に確実に「黄金架のドラゴン」着地からの5ターン目「星山脈の業火」普通に暴力ですし、アグロやコントロール相手でも、「ドラゴンの門弟」の護法付与と2/4の壁で低火力クリーチャー・低コスト除去に耐えることができるため、安定性も高いのがとても素晴らしい。

ですが、使っているうちに緑単アグロやナヤ・ウィノータが台頭。最強生物ドラゴンなのに殴り負けるという状況が多発したため、自分なりのチューニングとしてコントロールの色を強めることにしました。

具体的には、「クラス・エンチャントへの対応」「ドラゴンの火でどうにもできなくなった高パワークリーチャーへの対応」「サイクリングやサクリファイスデッキの横並びへの対応」のカードを追加しながら、チューニングしていきました。

その結果、まじ☆すと前にほぼノンストップでゴールド4⇒ダイヤ3まで駆け上がることに成功。(逆にいえばダイヤ2の壁を越えられなかったわけですが…)

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まじ☆すと前日の最終的なデッキはこのようなカタチになりました。

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ダイチさんのオリジナルレシピから、あまり使いこなせなかった「砂漠滅ぼし、イムリス」をサイドに移し、迷いながらも「エンバレスの宝剣」を廃止して、「引き裂き」「弱者粉砕」「否認」をメインから搭載。
サイドはかなりコントロール色を強めにして、「払拭の光」「ドゥームスカール」「精鋭呪文縛り」「浄化の野火」を追加。

こだわりポイントとしては「燃えがら地獄」ではなく「弱者粉砕」「廃墟の地」ではなく「浄化の野火」にしたところです。

「燃えがら地獄」はインスタントで撃てるものの、死亡誘発が発生してしまうため、ゴルガリサクリファイスの「想起の拠点」やロルスの忠誠度アップからの奥義即死に対応できない、緑単対抗でじわ伸びしているラクドスサクリファイスに「ひきつり目」「鋸刃蠍」「よろめく怪異」の死亡誘発で相手にアドバンテージを渡してしまうため、追放除去になる「弱者粉砕」にしました。ドラゴン以外は弱者。
チューニング中の試合では、他の火力呪文と組み合わせてタフネス3以上の脱出クリーチャーを無理矢理追放することもしていたので、想像以上に使い勝手の良いカードでした!

「浄化の野火」は、「廃墟の地」だとアンタップで土地を1枚渡してしまうことと、3色デッキなので無色土地を増やしたくないところから採用。
実はドローも出来たり、自分に撃って土地色調節もできるのでも出来るので、これ現環境のランデススペルでは最強なのではと思ってるんですがどうですかね?

 

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untapped.ggがバグっていたので詳細な色別勝率は出せませんが、体感として、

  • 生半可なデッキは勝てる
  • サイクリングとサクリファイスにはほぼ勝てる
  • イゼットドラゴンも打消しと除去かわせば勝てる
  • ディミーアローグはキツイが対応札入れにくい
  • コントロールは立ち回り自信ないけど気を付ければ行ける
  • 緑単とナヤ・ウィノータは序盤の全除去決まれば行けなくはない…?

というそれなりに汎用性の高いデッキに仕上がりました。
終盤ダイヤ後半で四苦八苦してたので最終勝率63%ですが、一時期は7割後半まで行っていました。もちろん自分の最高勝率です。

そして、まじ☆すと予選Day1の勢力分布――緑単最大、ディミーアローグ次点、ウィノータが少ない、を踏まえてデッキプランを再考。

  • まじで緑単への殺意を高めないとしにそう
  • 緑単対策のラクドスサクリファイス増えそう
  • ウィノータ持ち込もうと思う人多そう
  • それを見越したウィノータ対策でグルールとかも増えそう
  • 人数が多いので一定数コントロール層は居る(確信)
  • イゼットドラゴン勢は負け越してるのでその系統は減りそう
  • 非メタはよほど早くなければ多分火力で引き倒せる(信頼)

それを踏まえて、サイドボードのチューニングを大幅に変更し、「精鋭呪文縛り」を抜いて「厚かましい借り手」に変更、「本質の散乱」を追加。メインはかなーり迷いましたが、「ドラゴンの火」の火力、ブロックに貢献できない「ガラセス・プリズマリ」を抜いて、除去を通しやすいように「影槍」を追加。後半手札不足にあえぎがちだったので、ドローカードも「プリズマリの命令」から純ドローカードの「多元宇宙の警告」に変更。

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朝の時間帯で高Tierデッキは少ないと分かりつつも調整のためデッキを回していたところ……

 人 生 初 ミ シ ッ ク 行 っ ち ゃ っ た。

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相手の内訳としてはこうなのでやっぱり時間帯補正はあるのですが、「生半可なデッキは仕留める」ことがはっきりしたのと、自分の立ち回りが非常に安定して、逆転2-1勝ちの場面が多かったため、Tier1デッキ対策にやや不安はありつつも、このチューニングで持ち込むことを決意しました。

 

まじすと本番

 詳細は自分や各対戦相手の方の配信を見ていただきたい!です!が、ざっくり概要だけまとめました。

 

VS 結兎ぱっちさん

 イムリスはタップしたら護法消えるんだよ!!!!!!

はい、シンプルなプレミです。あとローグはあまりにも対策甘すぎましたね…。

 

VS ☆大豆ちゃん☆さん

 いやー、これは悔しくて熱い試合でした!

初戦は大豆ちゃんさんのキーカード「エンバレスの宝剣」を捌け、3戦目はライフ6点まで追い詰めたものの、大豆ちゃんさんの(おそらくトップ解決)の「髑髏砕きの一撃」に「星山脈の業火」を処理されてしまい、こちらは土地ドローが続いてしまってダウン。
引いたカード次第では勝てたので、右手ぢからが足りなかったです。無念!

 

VS バーチャルギガントザウルスちゃんさん

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ドラゴンは最強生物。

ナヤ・アドベンチャー相手にこちらが完全に盤面コントロールして大勝利!存分にドラゴンパワーをぶつけました!

それはそれとして今度D&Dご一緒させてください!

 

VS 星良さん

ドラゴンは最強生物。(2かいめ) 

ギミックが分からず大混乱しながらも、キーカードを引かれなかったこともあり、コンボ始動前に殴り勝ち!
「神秘の反射」×「正義の戦乙女」=ライフ3桁回復は恐怖なんですよ。間に合ってよかった…。

 

試合の振り返り

結果は2-2!

1、2戦目も勝てる可能性はあったので悔しかったですが、和気あいあいと話しながら試合させていただけたので、思ったより凹みませんでした。

結果として、「精鋭呪文縛り」を「厚かましい借り手」にしたのは正解でした!
打消しの枚数をどうしても積めないのでそのフォローになったのと、瞬速で飛行ブロッカーとして立てられるのが思ったよりとてもありがたかったです。

特に2戦目の大豆ちゃんさん戦の「灰のフェニックス」を捌き続けるムーブは、「精鋭呪文縛り」では絶対できないことだったので、入れて良かったと思いました(負けましたが)

Day2のデッキ分布として緑単が想像以上に少なかったので、対策しすぎて他のデッキへの汎用性が落ちていたことが裏目に出た感はあります。特にディミーアローグ。もう少しコントロールよりビートダウン寄りに寄せても良かったかもです。

ただ、1つのデッキをここまで磨き続けるという経験がこれまでなかったので、まじ☆すとがなければ先述のミシック初到達も出来なかったと思います。

 

参加しての感想

今回のまじ☆すと、MTGAからTCGを始めた身としては、はじめましてのお相手と話しながらMTGをするという経験が、本当に楽しかったし、体験出来て嬉しかったです。

視聴者としても感じていましたが、MTG仲間を増やしたい人、そしてMTGをきっかけにいろいろなことを誰かとしたい人には本当にオススメしたい大会だと、参加して改めて強く感じました。

大会自体も、運営さんや参加者有志の方々によるサポートが手厚いですし、総合配信も初参加者や非配信勢を積極的に映すなど、配慮がとても行き届いた大会なので、初めての方でも安心して参加できると思います! 

自分も、次のまじ☆すと参加に向けて、これからもドラゴンたちとランクマッチを駆け抜けていきたいです!トライオーム消えるのつらい

 

そして、まじ☆すと〜はちかいめ〜は今週末の8/7が決勝戦
各出場者さんの配信のほか、総合配信で解説実況もあるので、ぜひご覧になってみてください。 

  

最後になりましたが、主催のぞんびさん、対戦してくださった結兎ぱっちさん・☆大豆ちゃん☆さん・バーチャルギガントサウルスちゃんさん・星良さん、参加者の皆さん、サポートのみなさん、本当にありがとうございました!